イタリアはロンバルディア州のワインです。ロンバルディアといったら瓶内二次発酵のスパークリングワイン、D.O.C.G.フランチャコルタが有名ですね。このワインのヴェルテッリーナ・スペリオーレもD.O.C.G.で、キアヴェンナスカ(ネッビオーロのシノニム)90%以上と定められています。
私は同じネッビオーロ種の使われているバローロやバルバレスコが大好きなんですが、あまりにも高すぎるので、お手頃価格でそれに近い味わいのものが無いかと思って、購入した次第。バローロやバルバレスコほどの知名度がないので、¥4,000程度で買えますが、お味のほうはどうでしょうか。
外観は中央部はやや青みを帯びた濃い目の紫、エッジに若干のオレンジ。粘性は中程度。アルコール13.5%。
外観もネッビオーロらしかったですが、香りもネッビオーロらしい、紫を感じる花にマッシュルームや生肉のニュアンス。ただ香りのボリュームは小さめ。これは冷涼地のためか。
酸、タンニンとも豊富。かなりバラついた印象があって、それぞれを荒々しく感じてしまって、まとまりがない。うーん。。。
もともと酸・タンニンとも強烈な品種で、かつヴィンテージも若かったためか、その荒々しさが際立ってしまったという印象です。悪くはないですけど再度の購入は無いかなあ。
ただ、バローロに長期の熟成期間が義務付けられている理由が少しわかったような気がして、勉強になりました。長期熟成させないと酸・タンニンがなじまないんですね。
そんなことが学べたワインでした。バローロは偉大。
それではアニッチャ!!!
コメント