ボッシュクルーフ コッタボス・グルナッシュ・シラー 2019/ボッシュクルーフ

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 南アフリカのワインです。南アフリカはベンゲラという海流の影響で、緯度の割にはずっと冷涼な産地です。アフリカと聞いて連想するような灼熱の土地ではないようです。またワイン造りの歴史は古く、1659年(!!!)には最初のワインが作られました。360年以上の歴史を誇ります。

 ボッシュクルーフは南アフリカワイン生産の9割を占める西ケープ州にある小規模なブティックワイナリー。西ケープ州の中で栽培面積1位をステレンボッシュに1995年に設立されました。私がいつも購入しているワインブティックヴァンヴァンにワイナリーの訪問記があったので、どんなワイナリーか興味のある方は、こちらからどうぞ→ボッシュクルーフ訪問記

 セパージュはグルナッシュ60%、シラー40%。

 外観は淡いパープル。軽めに作られたピノ・ノワールを思わせる外観です。アルコール度数も13%なので、ここからも軽めなんだろうなという印象。 

 香りはスミレを連想する小さな紫系の花、酸を感じさせるフレッシュな赤系果実の香り。樽感は少ない。両品種ともに全房醗酵で、グルナッシュは古いフレンチオークで熟成。シラーはコンクリートタンクで熟成とのこと。

 香りから想像した通りの素直な味わいと透明感。優しい酸に優しいタンニン。ただ、フレッシュ&フルーティに作っているためか劣化が早く、香りのボリュームは2日で小さくなっていた。チャーミングでかわいらしいワイン。その辺もフレッシュに作られたピノ・ノワールの様です。

 私はあまりグルナッシュという品種にいい印象を持っていなくて、酸が少なくて野性的なにおいのする、野暮ったい品種だよなーと思っていましたが、これはとてもエレガントに作られています。夏に少し冷やしめで飲むのがピッタリなワインかと思います。おいしかった。

 それではアニッチャ!!!

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