外苑前 L’EAU

食事

 記念日によくお世話になっている外苑前 L’EAU。ミシュランで星は取っていませんが、ゴ・エ・ミヨは常連です。私はそれほど高級店を経験しているわけではありませんが、行ったことのある星付きレストランと比較しても劣っているところは全くなく、むしろ料理の美しさに関してはL’EAU以上のところに行ったことがありません。店内も黒を基調とした落ち着いて雰囲気で、凛とした空気感がとても魅力的。

 お店は地下1階。このサインは地下1階の入り口前のものです。地上にも看板がありますが、シックであまり目立たないので、現地待ち合わせにすると、けっこう迷う人もいるかもしれません。私の友人は迷っていました。

 シンプルなセッティング。この段階でシェフの美意識が伺えます。ラベンダー色のお手拭きは清涼感のある香り付き。店内は他の方がいるので撮りませんでしたが、壁面は黒系の石材が使われていて、重厚感があります。

 フードメニューとドリンクメニュー。フードメニューは料理がまったく想像できないワクワク感があります。私は普段、ワインのペアリングを頼んでいますが、シャンパーニュ込みで¥11,000は安いですね。これでも値上げしたんですが。。。結構なアルコール量になるので、ある程度、お酒に強くないときついかも。少な目にもしてもらえます。

 シャンパーニュ。白ブドウのみから作られるブラン・ド・ブランですね。イースト香と鮮烈な酸が特徴的。

 季節の食材を用いた10皿前後のお料理を予約するとサービスでいただけるんだと思うんですが、コイツがめちゃくちゃうまい!食材を無駄にしない様、料理に使った食材の端切れを使って作っているとのこと。うま味の宝石箱や~~~!!!

 L’EAUを代表するメニューですね。それどれ『水 葉 土 樹』がコンセプトとなっています。スケッチに何を使用しているか描いてくれていますが、ピンボケしてて読めませんね。。。L’EAUの料理はすべてそうですが、酸味や苦み、香りのバランスがとても良く、またそれぞれの要素が時間の経過とともに移ろっていき、それが消ゆく姿まで美しいです。良質なワインのような料理。

 ちなみにこれまでの写真と、これ以降もですが、タップすると元のサイズで写真見られるので、ぜひ大きくしてみて下さい。どれも美しいので。

 今回、一番おいしかったのはこのアオリイカ!内側にかなり酸味の強いピクルスが入っていて、それをアオリイカで巻いてあるのですが、ピクルスがアオリイカの甘みを引き立てていて本当に美味しい。アオリイカのねっとりとした濃厚な甘みに、ピクルスの酸味、そして夏みかんのソースから柑橘の香り。。。最高でした。合わせるマルセル・ダイスのワインも酸がきれいで良いワイン。調べてみたらリースリング、ピノ・ノワール、ゲヴェルツトラミネールをそれぞれ3分の1づつと、あまり見たことのないセパージュでした。

 これもL’EAUを代表するメニュー。燻製した鰻の白焼きに菊芋のチップス。香りと触感が楽しい。かなり濃厚な味付けなので、ペアリングのワインもパンチのあるものが供されます。今回はサヴァニャンでしたが、フォーティファイドワインが合わされる場合が多いように思います。燻製の香りと紹興酒のような風味がベストマッチ!もちろん、今回のサヴァニャンも美味しかったです!

 珍しくハンバーグ。松坂牛の上品な甘みが、ピノ・ノワールのこれまた上品な酸味と果実味によく合います。L’EAUの料理は肉料理にしてもきれいな酸味を感じるものが多いため、合わせるワインも果実味よりも酸味とバランスに重点を置いたものが多い気がします。

 これも美味しかった。蛤のソースが絶品。そしてワインも最高でした。最近では新潟のワイナリー、カーブドッチが栽培して成功を収めているアルバリーニョですが、銘醸地はスペインのリアス・バイシャス。リアス式海岸の語源となったところですね。海のワインと呼ばれるだけあって、魚介との相性は素晴らしかった。

 お食事最後は豚と熟成したボルドーワイン。1994年ヴィンテージでしたが、まだまだ酸はハツラツとしていました。その酸のおかげで豚がさっぱりと頂けました。

 デザートも美しくて美味しいです。追加で甘口ワインを注文しましたが、これも甘美な中にしっかりと酸が通っていて美味しかった。

 すべてが料理が美しく、妥協がなく、立体的で余韻まで素晴らしい。。。

 難点があるとすれば、食べるのにすごく集中するので、ちょっと疲れちゃうことくらいでしょうか。。。

 本当におすすめのお店なので、ぜひ行ってみてください!予約は取りにくくないと思いますので!

 アニッチャ!!!

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