バローロ 2016/テッレ・デル・バローロ

3000-4999

 イタリア北部ピエモンテ州の高級ワイン、バローロ。イタリア以外では栽培がなかなか成功しないと言われている気難しい品種、ネッビオーロから作られています。外観、香り、味わいとも唯一無二のものなので、もっと栽培しやすいところで栽培に成功して、安くなれば飲みやすくなるのに、、、とも思いますが、イタリアワインのいいところはその多様性と土着性だし、手に入れにくいその孤高性も味わいに影響するので、やはり今のままがいいですね。

 生産者のテッレ・デル・バローロとは、生産者協同組合のことらしいです。現在はジュゼッペ・カヴィオラやガヤで研鑽を積んだダニエーレ・ポンツォという人物がエノロゴ(醸造家)として腕を振るっているとのこと。

ダニエーレは、同じワインを異なる樽に入れ、違いをチェックする樽の研究室を持っています。樽熟成は、初めに試飲して樽を決め、1年後に試して次にどの樽を使うかを決めるという過程を経て、その後ブレンドしタンクで保存します。「品質を向上させるために様々な試みをしています。またモダンな要素を否定する訳ではありませんが、出来上がったものをみると伝統的な味筋を守っていることがわかっていただけると思っています」と語ります。

ワインの稲葉より

 このワインは28~30度で、16~20日間発酵、38ヶ月熟成させ、その内18ヶ月以上は25~50hLのフレンチオークの樽を使っているそう。新樽率は分かりませんでした。熟成にかけている時間はバローロとして出荷できる下限ですね。その分、バローロとして手を出しやすい価格になっています。アルコールは14.5%。

 外観はエッジがオレンジがかった、バローロらしい淡いルビー色。

 香りは全体的に少し控えめ。スミレのような青紫の花、ブルーベリーのような酸を感じる果実の香りもありますが、支配的なのは革や土、マッシュルームのような熟成香です。それもかなり野性的な。以前、同じテッレ・デル・バローロの「バローロ モンヴィリエーロ 2011」を別記事で書きましたが、それも同じような熟成香だったので、使っている樽の特性なのかもしれません。

 味わいもこれまたネッビオーロらしい豊富な酸とタンニン。アルコール度数も高いですが、酸が豊かなために爽やかなキレのある印象。温暖な地域にありがちな、もっさりしたパワフルワインがあまり好きではないので、私としては好印象です。

 ただヴィンテージも若く、廉価なバローロという事もあり、タンニンはトゲトゲしい部分もあるので、ワインを飲みなれていない人だと飲むのが辛いかもしれません。

 それにしてもバローロは寿命が長いですね。私はワインの保存にバキュバンを使っていますが、2~3週間くらいならまったく問題ない。むしろ1週間たったくらいからが本番な感じ。もともと高いワインですし、少量をチビチビ楽しんで、もしその間にワインがヘタっても、その枯れていく様子も楽しめます。そんな楽しみ方ができるバローロが大好きです。高いけど。

 そんなわけで今晩もバローロを頂いておりました。

 それではアニッチャ!!!

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