ポルトガルはドウロのワインです。ポルトガルの銘醸地。ドウロもドイツのラインガウのような傾斜地でブドウを栽培しているようで、そのようなところでは重機が使えないので、手間のかかる手作業が必要になります。我々が何気なく飲んでいるワインにも多くの人が携わっていて、その人たち一人一人が労力をかけてくれているからこそ飲めるんだと思うと、背筋を伸ばしていただかないといかんですね。
セパージュはトウリンガ・フランカ40%、トウリンガ・ナショナル30%、ティンタ・ロリス30%。ティンタ・ロリスはテンプラニーリョのシノニムとのこと。フムフム。
外観は濃いルビーレッドで粘性も高い。アルコール14%。
香りも外観から想定される通りで、ブラックプラムの様な黒系の果実、そこに少し青のニュアンスを加えるミント、シナモン・クローブ・コーヒー。樽のチップで無理やり樽感を付与しているような、わざとらしい甘ったるさがある。
味わいは酸・タンニンとも中+。かなり重めに造ってあるので余韻は少し長めで、味わいも外観・香りから想像した通りのもの。
わざとらしい香りが好みではないものの、高級感を感じる造りではあるので、お手頃価格で高級なワインってどんな方向性で造っているのか知りたいのであれば飲んでみるのもありかも。
それではアニッチャ!!!
コメント