日本では珍しいカベルネ・フラン100％。無濾過のため若干濁りのある外観。中程度のルビー、その中でも紫の色調が強め。粘性も中程度。アルコール度数13.5%。
香りの強さも中程度。冷涼な産地で造られたネッビオーロで感じることの多い、スミレのような紫系の花やシソのニュアンス。そこに赤系の果実と清涼感のある酸も感じられる。スワリングすると仄かになめし革、クローブなどのスパイスの香りがたってくる。カベルネ・フランに出やすい、ピーマンを感じさせるメトキシピラジンは少な目。
味わいは酸中程度、タンニン中程度、余韻中＋。主張しすぎない樽由来のバニラ香がとても心地よい。樽のあて方がとても秀逸。タンニンはとてもシルキーで角が無い。
日本ワインらしい優しさのある味わい。香りも果実味も酸もタンニンもとてもキレイかつ溶け込んでいて混然一体となっている感じ。美味しいワインだわ、コレ。
それではアニッチャ!!!
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