草津温泉にあるオーベルジュ『炯-kei-』に行ってきました。旅館と食事と観光の写真をまとめたら結構な量になってしまったので3編に分けました。草津温泉 炯-kei- 館内・貸切温泉編はこちら。草津温泉観光 草津熱帯園・イタリアンランチ編はこちら。
オーベルジュという事なので写真は全品アップしてみましょう!
1日目 夕食
蝦夷鮑 塩水ウニ 百合根 生海苔 山葵
まぁ旨味の塊ですよね。これでおいしくないわけがない。鮑にウニの濃厚な旨味、そこに生海苔の豊かな風味と山葵の新緑を思わせる、爽やかで鮮烈な香り。舌に覚えさせてはいけない禁断の味です。
伝助穴子 タラの芽 コシアブラ 唐墨
これもおいしかった。穴子のうまみに山菜の苦み、それだけで十分のおいしいのにまぶしてある唐墨がまた絶品!次の日の夜にも唐墨が出てきて、あまりにもおいしいのでシェフにその旨を伝えたところ、自家製とのことでした。11月に1年分の材料を仕入れて唐墨にして、1年かけて使っていくと。毎年つくる量が増えていっているようで、去年は40kg作ったそう。シェフの過重労働が心配になります。。。
細魚 車海老 トマト ホワイトアスパラ 空豆 菜の花 花山葵
私は海老アレルギーなので車海老は蛤?か何かの貝に換えてくれていたと思います。これも旨味と酸味、苦み、香りのバランスがすごくいい。
蛤 帆立 独活 ワラビ 山椒の新芽
真鱈とジャガイモのコロッケ
ホタル烏賊と菜の花の辛子浸し
赤貝とモニジガサの酢味噌和え
新じゃが海苔チップ
しめ鯖の小袖寿し
水晶文旦とせとかのジュレ掛け
映え映えの映え!どれもおいしかった~!新じゃがチップスが見た目、ポテトチップスだったので、これポテチなのかな~って食べたらまんまポテチでした。ここまででもうおいしいもの食べすぎていたので、なじみ深い味にちょっと安心。おいしいもの食べ続けると疲れちゃいますからね。
この中ではしめ鯖の締め具合と酸味が抜群に良かった。水晶文旦とせとかのジュレ掛けでさっぱりした後、次にいきましょう。
サクラマス 新玉葱 クレソン 行者ニンニク
だいぶ食べ疲れてきたころ。少し火入れが甘かった印象。
上州牛 絹揚げ豆腐 筍 雪下人参 芹 椎茸 蕗の薹
縮緬雑魚 筍 グリーンアスパラ もち麦
最後のご飯もの。おいしかったけどお腹がきつい。。。
ミカン グレープフルーツ コンデンスミルク アーモンド
ファンキーシャトー ピノ・ノワール レッドラベル 2018
食事に合わせていただいたワイン。長野にあるファンキーシャトーのピノ・ノワール2018。これがとんでもなくうまかった!
普段、日本のワインは全く飲まないのですが、ファンキーシャトーは以前、東京のお寿司屋さんでシャルドネをいただいておいしいワインだなーと思っていたので注文。ただ日本の赤ワインにあまり期待をしていなかったのも事実で、ファンキーシャトーが貴重なものなのかどうかもこの時は分かっておりませんでした。オンリストされていたから試しに頼んでみるか程度で頼んだら、とんでもないワインだった。ピノ・ノワールらしい可憐な赤い果実味はそのままに、樽を強めに効かせつつも甘ったるさは微塵もなく、どこまでも伸びるきれいな酸。酸が豊富だから樽を効かせても嫌らしくならないのでしょうか。とにかくおいしかった。二日目は少しダレた感じはありましたが、私の日本ワインに対するネガティブな印象を完全にぶっ壊してくれました。これをいただけただけでも来た甲斐があったと本気で思えるくらい感動した。いや、すごかった(ファンキーシャトーのサンジョベーゼもあったので、お持ち帰りでいただいてきました。)。
食べきれなかった分の土鍋ご飯はおむすびにしてくれるので、夜食でいただきました。
2日目 朝食
麹で作った甘酒と季節のサラダ
夕飯を食べ疲れた胃腸に優しい甘酒とサラダがうれしい。。。
釜炊きご飯とみそ汁
季節の豆皿
銀鱈の西京焼き
ですが、朝からけっこうなボリュームのご飯が出てきます。ご飯のお替りもできるようなので、これで足らない人はなかなかいないかと思われます^^
北軽井沢のヨーグルト
季節のフルーツ
2日目 夕食
赤貝 ボタン海老 長芋 菜の花
ボタン海老は何かに替えていただきました。なんだったかな?酸味のあるジュレと紫蘇の花がとってもいい仕事をしてくれます。
鰻 碓井えんどう豆 百合根 山葵
河豚 柿の種
メニューを見たとき、柿の種って書いてあるけど、私たちの知っている柿の種じゃないよね?って思ったんですが、私たちの知っている柿の種がそのまんままぶされたものが出てきました。シェフ攻めすぎ!ただ柿の種の味は全然気にならず、触感がふわっと仕上がるので、これはこれでありな感じでした。食べるたびにボロボロ柿の種が落ちるので、あまり食べているところは美しくないかもしれません^^
鮎魚女 筍 芹 雪下人参 春牛蒡 山椒
こういうのをいただくと薬味の大事さが分かりますね。山椒がすべてを引き締めて、まとめ上げてくれていました。おいしい!
天然山菜の胡麻和え
ホタル烏賊のオイル漬け
鮟肝ポン酢
蓮根と帆立貝のはさみ揚げ
唐墨餅
写真右下にある「唐墨餅」が絶品!自家製唐墨の旨味と海苔の風味がホントに最高!唐墨だけ目当てにして泊まりに行ってもいいくらいです!
上州牛 グリーンアスパラ 行者ニンニク 山葵
甘みたっぷりの上州牛!ここまでで結構お腹が大変なことになっているので、良い牛特有の甘い油が辛かったのは内緒^^いや、おいしいお肉ですよ!
白グジ 浅利 筍 菜の花 胡椒
河豚 玉子 焼き餅 青葱
2日目のご飯ものは雑炊。雑炊なのでおむすびにはできず、できれば食べきりたかったのですが、いかんせんお腹がいっぱいで、、、泣く泣く残しました。河豚おいしかった。
葛切り 苺 黒蜜 きな粉
デザートは別腹で^^
3日目 朝食
朝鍋
朝から鍋!そしてこのボリューム!!!
季節の豆皿
そして追加の小鉢!朝から攻めの姿勢を崩さない炯-kei-に感服です。そしてこの後デザートにヨーグルトをいただきました。
一つ一つの料理の味に間違いはありません!さらにボリュームがすごい。。。なんか期せずして食い倒れの旅のようになってしまいました^^
いいワインもそうですが、おいしい料理って酸味や苦み、香りが混然一体となりつつ、それが時間経過に伴って変化していって、消えていくまでが美しいですよね。またそれぞれが立体的であるっていう。
本当に素晴らしい料理を堪能させていただきました!基本的に炯-kei-のお風呂と食事を目当てに来ましたので、ほとんど観光はしませんでしたが、少しだけブラっとしてきましたので、それは別途書きます。草津温泉 炯-kei- 館内・貸切温泉編はこちらから。草津温泉観光 草津熱帯園・イタリアンランチ編はこちら。
ではまた!!!
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