バローロ 2019/プルノット

4.0
5000-9999

 外観はとても淡いルビー。エッジに少しオレンジの色調があって澄んでいる。ネッビオーロは淡い色調のものも多いけど、ここまでのものは初めて。マスカットベリーAの様。粘性中程度。アルコール13.5%。

 香りは外観から想像した通りのチャーミングながらも華やかさのある香り。チェリーやイチゴを感じる優しくてかわいらしい香り、そこに若干の梅や紫蘇の様なニュアンス。薄い外観からはあまり想像できない腐葉土やマッシュルームの香りもあって、なかなか立体的。と言っても支配的なのは赤系果実のフルーティーさ。あまりバローロっぽくないと言えばバローロっぽくない。けどクリーンでエレガントに造ったらこうなるのかもとも思う。

 味わいは酸中+、タンニン中+、余韻中+。若いネッビオーロという事でガシガシした荒っぽいタンニンがあるかもと思っていたけど、酸・タンニンとも角が無く、しなやかでエレガント。そしてやっぱりクリーンな印象。

 ネッビオーロと分かって飲んでるから驚かないけど、外観からはすごく薄そうなワインに見えるので、ワインを飲みなれていない人に飲ませたら、その外観と味の乖離にびっくりすると思う。

 全体的に小ぶりな印象ながら、とてもバランスが良いワインかと。キュートな中にスマートさも感じるバローロといったところでしょうか。とてもきれいなワインなので、どんな料理にも合わせられるかと思う。おいしかった。

 それではアニッチャ!!!

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